家具を販売する者として、家具と地震の安全性についても考えたいと思います。
まず1回目は、マンション等で採用されているGL工法についてです。
私自身20代はマンション分譲会社に勤めていましたので、GL工法については何度か聞いたことがある程度でした。
その時は、デメリットについて考えたりしなかったのですが、
先ほどある質問が目につきました。
それは、マンションに設置する家具の地震対策です。
通常、家具の地震対策は、突っ張り棒や家具の下部にプレートをひいたりすることが多いのですが、
私個人的に一番効果があると思うのが、
家具と壁をL時金具でねじ止めすることです。
ねじ止めは通常壁の下地までねじを貫通させます。
が、GL工法はマンションの躯体壁(コンクリート)に団子状のボンドで石膏ボードを貼り付けるため、
下地がない状態になっています。
ですので、GL工法の壁にはL時金具で家具を固定するという方法が取れません。
GL工法については、デメリットばかりでなく、メリットも多数ありますので、
家具を置かない場所ではGL工法でも良いかと思います。
一応、家具屋とマンション分譲会社を経験した私が思ったことです。